チューリップについて
チューリップはユリ科の球根植物です。
地域によりますが、開花時期は3月~5月。春を代表するお花の1つです。
約5,600品種以上の種類があり、品種改良は現在でも進められており、まだまだ新しい品種が開発されています。
現在、チューリップの生産が日本で中心になっているのは、富山県と新潟県です。
湿度が高く、気温がそこまで高くならないという気候がチューリップの栽培に適していたといわれています。
チューリップの種類
チューリップは咲き方も様々です。
一重咲きのチューリップ
一重咲きのチューリップは、一番親しみのある咲きかたではないでしょうか。
公園の花壇などでもよく目にすることがあるオーソドックスな咲きかたです。
↑一重咲きのチューリップ
八重咲きのチューリップ
八重咲きは、一重咲きが突然変異したことがきっかけで、誕生しました。
花びらどうしが、重なり合うように咲いている八重咲きは、ふわっと豪華な印象になります。八重咲きの品種の中には、40枚以上の花びらが付いているものもあるのだそうです。
↑八重咲きのチューリップ
クラウン咲きのチューリップ
王冠のような花姿のクラウン咲き。
花びらの先が、ねじれていて、花が開いてくると、花びらがくるっと丸まってきます。
こちらもフリンジ咲きと同じように、新しい品種のチューリップに多い咲きかたです。
↑クラウン咲きのチューリップ
フリンジ咲きのチューリップ
フリンジ咲きのチューリップは、フリルのようなかわいらしい見た目をしています。
花びらの縁に細かい切れ込みが入っていて、ギザギザしています。
フリンジ咲きのチューリップは、比較的に新しい品種が多いです。
特徴的な花姿のパーロット咲き。「パーロット」は、「オウム」という意味があります。
ところどころ切れ込みが入り波打った花びらが、オウムの羽のようにも見えます。お花が開くと躍動感があり、芸術的な印象になります。
↑フリンジ咲きのチューリップ
ユリ咲きのチューリップ
ユリ咲きのチューリップは花姿が「ユリの花」に似ています。
花びらの先が細く尖っているのが特徴です。外側に花びらが反り返っているように咲き、スタイリッシュなイメージです。
↑ユリ咲きのチューリップ
チューリップを長く楽しむ3つのポイント
①花瓶にいける前に「水切り」をしましょう。
水切りとは、茎の根本を水中で切りお花の水あげを良くすることです。切り口から空気が入ると導管内で気泡となり、水の移動が止まってしまうことがあります。
②水に浸かってしまう葉がある場合は、葉を取り除いてあげましょう。
葉は水に浸かっていると腐りやすくなります。
③毎日茎の根本を1㎝程度、斜めにカットします。
花瓶もよく洗い、水も毎日交換しましょう。
切り花のチューリップの出回り時期は残りわずかです。
お気に入りのチューリップを見つけて、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。