みんなのお花係・ストーリー集

エクリュでのエピソードを中心にご紹介しています。

折りたたみ可能なコンテンツ

小銭のお支払いからカード払いへ

子供の頃に、母の日や、おばあちゃんのお誕生日に買いに来てくれた子供たちが成人して移転後の今の店舗に、花束を買いに来てくれました。

小銭を握りしめて買いに来てくれていたあの子が、カード払いが出来る年齢になったんだなぁ…と感激していると「エクリュで子供の頃からお花を買っていたから、他の花屋さんでも緊張せずに花束を注文することが出来ます」と。
「花を贈る」よろこびを微力ながら提供できたこと、彼等の心に残る花屋でいられたことに心が震えました。

お子さんが選んだお花には叶わない

お子さん連れの際は、お子さんにもお花やリボンの色を一緒に選んで頂いています。

例えバランスが偏ったとしても、派手過ぎてチカチカしたお花ばかりになっても、パパ、ママ、おじいちゃんおばあちゃんを思い選んだお花は、私たちが選ぶより100倍の価値があると思っています。出来上がった花束を持つ姿は照れながらもどこか誇らしげです。

これが本物の花キューピッド?

彼女に「お付き合いして3か月記念日」にと、花束を注文されたのがきっかけで4か月、5か月…と毎月の記念日にお花を作らせて頂き…1年、2年と経過し、いよいよプロポーズのお花束を頼まれて…もちろんプロポーズは大成功!

その後は、結婚式のブーケ、「出産お疲れ様」のお花…。お子さんが高校生になった今でも毎年結婚記念日のお花をご依頼いただく関係が続いています。

彼はお花なら何でもいいわけではないそう。

よその花屋さんで「彼女に贈る花束を」とオーダーしピンクのフリフリにされてしまうことが多くて、それに抵抗があったそうです。

「珍しいお花も揃っているし、ラッピングペーパーやリボンの色、素材も選べるのが嬉しい」と。もちろん今もご家族の節目にお花を贈るお手伝いをさせてもらっています。

お花が家族の懸け橋に…育ててくれてありがとう

エクリュの花を見ていたら絶縁状態のご両親に花を贈りたくなりました、とご注文頂きました。
家族を持ち、子育てをするなか両親のありがたみを痛感したそうです。自分の誕生日に「産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」の気持ちをお花に託して。
その後ご両親との関係も良好になりましたと連絡を頂きました。

天国の親友へ想いが届きますように

10代でお友達を事故で亡くし月命日に花束を贈り続ける男性のお客様がいらっしゃいました。
毎月毎月…2年間贈り続け、ある日、お友達のお母さんから「今までありがとう。これからは自分の人生を楽しんでね」と言われたそうで、「毎月贈るのはこれが最後になります」と。
彼の思いを届け続けるお手伝いを私たちも全う出来た気持ちがしました。
お友達に贈っていたお花が、やがて彼本人や家族のためのお花へ。
結婚式のブーケを、お子さんの誕生祝い、入園、卒園、発表会…節目節目にお花を作らせて頂く関係が続いています。

プロポーズ大作戦も得意です!

プロポーズ用のブーケ、どんなものにしたらいいかわからない。というご相談も何度も受けてきました。

お任せください!
彼女の好みやイメージを伺いながらご提案させて頂きます。

緊張した面持ちでブーケを手にするお客様に「絶対大丈夫ですから!」と送り出します。翌日「成功しました!!!」と弾ける笑顔でわざわざご報告に来てくれると、自分のことのように嬉しくなります。
…その後結婚式のブーケを任せていただくことも多いです。

お義母様からご指名入りました!

『母の日に3人の子供からお花をもらうけれど、○○ちゃんからもらうエクリュのお花が毎年1番長持ちするの。私のお誕生日のお花はエクリュのお花にして!」と義理の母からリクエストされたんです、とお客様。

「もっと早くに聞いていたら、毎年こちらのお花を贈ったのに…義母も言いづらかったのでしょうね。」と。嬉しいお言葉でした。

不安な心の中に咲いた二輪のお花

子育て中にお子さんとお花を買いに来るママさん。9年のお付き合いになります。

「こちらでの何気ない会話とお花に癒されていました。当時の私を支えてくれていました。」と話してくださいました。

引っ越して誰も知らない環境の中で初めての子育て。孤独だったとのことです。

お子さん達の成長を私たちも一緒に楽しく見守らせて頂いています。

娘さんの誕生日に

娘の誕生日に花を贈るお父さん。毎年年齢とともに1本ずつ花が増えていきました。
20歳になり金額も大きくなり(笑)、娘さんにも「もういいよ」と言われたそうですが「花束は嬉しい」との事で、今では本数にこだわらず娘さんの好きなチューリップを贈ることになりました。

夫婦円満の花束

女性にお花を贈るのは若い方ばかりではありません。

60代~80代のお客様も多くいらっしゃいます。

「普段なんにもしないから、これくらいしないとね。母ちゃん機嫌悪くなっちゃうからさ」
「赤い薔薇と白い小さいチラチラした花(かすみ草のこと)入れてね」
「百合子って名前でさ。ユリが好きなんだよね」
「今からバスに乗るから見えないように袋に入れてくれる?」
とケーキを片手に照れ臭そう。
この声から、手提げの袋は半透明のものから中の見えないものに変えました。

そういえば花言葉を気にするのは女性より男性に多いし、サプライズを重んじるのも男性のような…。

天国が花園になりますように

若くしてお亡くなりになった娘さんの月命日に毎月お花を届けています。

前回、前々回お届けしたお花と重ならないように、選んでいます。

7年の時を経て知りましたが、80代のお母様が毎月写真館まで花束を抱えて行き、撮影してもらっているのです。

数々の写真を見せていただきながら、天国の娘さんへの深い愛を感じました。

【推し】のブーケは【映え】のブーケ

身近な人へのお花だけでなく、バンドやアイドルへのお花も作ります。「推しのアイドルのグループのカラーを全部入れてください。」というオーダーは、相手がわかるので作りやすいのですが…。

絵コンテを持ってきて「これを作ってほしい」と。でも誰に贈るのかは内緒。

作るからには極力ご希望に近づけたい!と必死でググってみたら、実在しないアニメのアイドルのようでした。
絵コンテを完全再現した花束をお客様にお見せしたところ

「わー!!!」と笑顔に。
喜んでくれるのが嬉しくて、ただそのお顔が見たくて。

後日お客様がその花束をSNSで発信されて、それを見た方から別の推しのブーケをご依頼頂きました。

私からわたしへ

ご自身の誕生日にお花束をご依頼された時は特別に嬉しいです。

お好みのお花を伺うとともに、ご希望であればどんな一年にしたいとか、来年の誕生日に思い描く自分像をお聞きしながらイメージを膨らませます。

バラは人にあげるもの…お花は特別な日のもの…。
その矢印をクルリと向きを変えて
大切な日もなんでもない日もお花を贈る一番大事なあなた自身へ。

お花がそっと寄り添って、未来へ導いてくれます。