このところ暑い日が続きますが、今年は早めに梅雨明けの予想となっていますね。
6月ももうすぐ終わりです。遅ればせながら、6月ということで、ジューン・ブライド…、ウェディング・ブーケの話題とさせていただきます。
意外とご存知ないことがあるかもしれません★
ブーケは式場で頼む?外部から持ち込む?
結婚式のブーケはホテルや式場で頼むものと思っていらっしゃいませんか?
実は自分達でお気に入りのお花屋さんに手配する方も多いのです。式場に依頼するよりも少し安い相場になっています。ただしブーケだけに限らず、自分たちで手配したアイテムを持ち込む場合、式場によっては「持ち込み料」が発生することもあります。事前に確認するようにしましょう。
ブーケを手配するまでの手順
まず衣装を決めてから、ブーケのイメージを考え、好みの雰囲気で仕上げてくれる花屋さんを探します。
挙式の2~3カ月前には打ち合わせを始めて、1カ月前にはブーケを決定。
持ち込みの場合には当日の搬入方法について会場に確認して、花屋さんにお伝えしましょう。
ウェディングブーケと花束の違いは?
花嫁が結婚式のときに持つものをウェディングブーケといいます。
ウェディングブーケも花屋さんで売っている花束も、見た目に大きな違いがあるようには感じないけれど…。
結婚式の見積もりを見ると、ブーケの価格は数万円というレベルが多いのです。
お花屋さんで花束を頼んだ場合、選ぶお花によりますが1万円もあればかなりのボリューム。
なぜウェディングブーケは2万円~5万円など高額なのでしょうか?
それには、ちゃんと理由があります。
ウェディングブーケは、結婚式のためだけに作られるもの。結婚式に合わせて最高の状態を保つために、花も実際に使う本数より多めに仕入れ、 綺麗な状態の花を選んで組み合わせます。
ドレスの色や雰囲気、花嫁さんの希望に合わせて選んだブーケですから、予定していた花が当日市場に入荷しない…というトラブルにも対応しなくてはいけません。
天候不良の影響で予定の花が不作だった場合も、高値で仕入れたり、代替品を見つけたりと、希望に添えるブーケを作り上げなくてはいけません。
一方お花屋さんで作る花束は、すでにお店に仕入れてある花から選んで作るもの。
それだけでも、コストはずいぶん違ってきますよね。
また、結婚式にはたくさんのゲストが訪れ、写真にも残りますから、ウェディングブーケはどの角度から見ても綺麗でなくてはいけません。
そして結婚式の間、形が崩れたりしないようにすることも大切。
そのために、時にはワイヤーや接着剤を使って加工したりと様々な工夫がされています。
ウェディングブーケは特別な日のために、より丁寧に作り上げています。
理想のブーケを手に入れるため
知っておきたい7つのこと
1.ブーケのイメージ
まずは自分の理想のブーケのイメージをしっかり伝えることが大切!
打ち合わせ前には、雑誌やインターネット、本などを参考に、好みのブーケを探してイメージを固めておくことをお勧めします。
色合いや花の種類、デザインなど、衣装とのバランスを見ながら考えてみましょう。
季節によって、手に入りやすい花とそうでない花があり、時期に合わない花などは、思いがけず費用が高くなってしまうことも。
花の種類については、打ち合わせのときに相談しながら決めるとよいと思います。
希望のイメージを伝えやすいよう、打合せには好みのブーケの写真などを用意しておきましょう。どうしても好みのブーケの写真が見つからない場合や、どれも素敵に見えて迷ってしまう…という場合は、
希望のイメージを伝えて、お花屋さんに提案してもらうのもお勧め。きっと親身になってあなたの理想のブーケを考えてくれると思いますよ。
2.衣装のイメージ
ブーケは、衣裳との相性やバランスもとても大切です。
衣裳が決まっている場合は、写真を持っていくようにしましょう。
できれば実際に試着したときの写真があると、よりイメージしやすいです。
横向きや後姿などもあれば、衣裳のデザイン全体が分かりやすくなります。
ベールやグローブ、アクセサリーなど、小物も付けた状態で写真を撮っておくとさらにイメージしやすいです。お色直しをする際は、カラードレスの写真も忘れずに持参してください。
3.結婚式会場のイメージ
ブーケのデザインを決めるのに、会場のイメージはとても重要。
チャペル、披露宴会場の雰囲気や当日のクロスの色、会場装花のイメージや色合い、花の種類などが決まっている場合には伝えておきましょう。
特に式場と提携していない外部の花屋でオーダーする場合、挙式会場と披露宴会場、それぞれの写真を撮っておくと、会場の雰囲気に合わせて、ブーケをデザインしてくれます。
4.ブーケの個数
ブーケは全部でいくつ必要なのかも伝えましょう。
衣裳によってブーケを変えるため、2~3個のブーケを用意する方もいれば、挙式から 披露宴まで同じブーケを持つ人もいます。2次会のブーケはどうするか?など、衣裳やシーンと合わせて考えましょう。
結婚式より前に衣裳を着て写真撮影をする「前撮り」を行う場合は、前撮り用のブーケをどうするかも検討しておきます。
またブーケトスをする際は、投げやすい小さめのブーケを別に用意するのがお勧めです。
5.その他のフラワーアイテム
ブーケと合わせて必要なフラワーアイテムがある場合は伝えておきましょう。
- ブートニア
- 特に忘れてはならないのが、新郎が胸につける「ブートニア」。
ブートニアは「プロポーズの際に男性が花束を女性に手渡し、返事がOKなら女性が花束から一輪の花を抜いて、男性の胸にさした」という言い伝えから、ブーケとお揃いのお花で作ることが主流です。
新郎の衣裳の写真も持参して、ブーケと一緒にオーダーしておきましょう。 - 髪飾り
- 髪飾りを生花で作りたい際は、ブーケと合わせてオーダーすると統一感が出ます。 ヘアメイクの打ち合わせの際に、
「生花の髪飾りが使えるのか」
「ヘアスタイルとともに、つける位置とお花のボリューム」
を確認しておき、オーダーのときに忘れずに伝えましょう。
その他にも手首につけるリストブーケや、腕につけるアームブーケ、チョーカーなど、 フラワーアイテムを考えているなら、ブーケと合わせてオーダーします。
ブーケと合わせてトータルでコーディネートすれば、素敵な花嫁さんに。 - 贈答用花束
- 披露宴の最後に両親に花束をプレゼントするなら、一緒に頼んでおくとよいでしょう。 色合い、お花の種類、予算を伝えて、素敵な花束を作ってもらいましょう。
6.ブーケの予算
ブーケにいくらかけられるのか、考えておきましょう。
ブーケは、使う花材やデザインによって価格が変わりますが、一番多い価格は2~5万円位です。
デザインは花束タイプのクラッチブーケは比較的お手頃な価格で10,000円以上、
続いて丸い形のラウンドブーケ、しずく型のオーバルブーケ(ティアドロップブーケ)、
流れの美しいキャスケードブーケの順に徐々にお値段が上がります。
あらかじめ予算を伝えておくことで、希望のイメージにあったブーケを予算内で作れるよう、工夫してくれますよ。ただあまり価格ばかりにとらわれないように…。
ブーケの打ち合わせまでに、ブーケにいくらかけられるのか、他の予算と合わせて考えておくといいですね。
7.ブーケの搬入について
外部の花屋さんでブーケをオーダーする場合は、結婚式の日時や場所も細かく伝えます。
以下の情報が必要になります。
- 結婚式の日時
- 式場名と場所
- 搬入する時間
- 両家の名前
ホテルのような大きな会場の場合、式場名だけではなく、「○○の間」というように会場名までしっかり伝えておきます。
生花のブーケは宅配便でのお届けはお勧めしません。交通状況で納品時間に間に合わない!または箱が倒れた場合、お花が傷つく、折れるなどのトラブルも考えられます。
実際式場で「ブーケが届いていない!」という場面を目撃することもありました。
ブーケが撮影に間に合わない!結婚式が時間通りに始まらない!なんてことのない様にくれぐれもお気を付けください。
理想のウェディングブーケを
手に入れるためのまとめ
理想のブーケを手に入れるため、次の7つをしっかり伝えましょう。
- ブーケのイメージ
- 衣裳のイメージ
- 結婚式会場のイメージ
- ブーケの個数
- 必要なフラワーアイテム
- ブーケの予算
- ブーケの搬入について
今まで何千個のブーケを手がけさせていただきましたが、未だに毎回緊張します。
でもその緊張感はなくしたくない。お花は思った以上に繊細です。
ほんの少しの気の緩みが、思わぬことに繋がるかもしれないからです。
そのためデザインや価格だけにとらわれず、経験豊富な花屋さんにまずは相談してみてはいかがでしょう。
経験豊富な花屋さんであれば、打ち合わせから納品まで安心してお任せできます。
結婚式は様々な準備があります。出来るだけその期間を楽しんで頂き、理想のブーケとともに心に残る結婚式を迎えてほしいのです。
それと、節約のため自分でつくろう!と思うのであれば、ゆとりを持ってくださいね。
挙式前日から、当日の朝は何かと慌ただしく、ご自身の準備で精一杯。
ブーケ作りで寝不足で目が充血!顔が浮腫んでしまった!のでは大変です。
(これは私の実体験です。せっかくエステに行ったのに、台無し!)
ブーケを手作りされるなら、造花やドライフラワーなど事前につくれるものがおすすめです。
分からないことがあれば、数多くの結婚式を手がけてきた私たちにご相談くださいね。
ブライダル関連の画像はこちらにあります♪ぜひ参考にしてお問い合わせください。